サメより最強！中国マネー[MEGザ・モンスター]

この、ユルーいB級感漂いまくりなポスターに魅せられ、

見にいっちゃいました、MEGザ・モンスター。

巨大なサメが人間を襲うのね〜。

そこにステイサムが一人で臨むのね〜。

だいたいサメだのモンスターだのってB級よね〜。

ってこのくらいな感じで見にいって見たら...WOW!

中国ハンパねー！！！

まず、海の上に立つ研究所？みたいなところの出資者は

欧米系なんだけど、実際経営しているのが英語と中国語を操る

中国人？中華系？？の親子。

しかもその研究所の規模といい金満な感じがえげつないほどなんだけど、

夢物語じゃなくて今の中国って本当にこのくらいやっちゃうんだろうなぁと。

なので始まってすぐに思うのが「ステイサムなぜこれ出演した？」ってとこですよねw

でもって研究所所有の潜水艦やらは超ハイテクなのに、

いざ巨大サメのメグちゃんをせしめに行く我らがステイサムは

カンと体力を頼りにビンビンなローテクで倒しに行くというアンバランス。

もうそれだったらステイサムじゃなくてジャッキーチェンに

出てもらって完全な中国映画にしてしまえば良かったのにって

ふと思ってしまいましたけどね。

サメが海水浴場に入り込んでしまい人間を襲うシーンも

もちろん場所は中国だし、それより何より巨大なサメが入り込むには

それなりの深さが必要だと思うんだけど、そんな水深深いところに海水浴場？

ほんと繰り返すけど、なぜステイサム出たこれ？

で、巨大なサメとの戦いがメインかと思いきや、

さりげなくステイサムと中国人シンママのラヴまで描かれてるしw

イケメン・イケハゲ・筋骨隆々なステイサムに惚れるのはわかる。

でも気の強い中国系お嬢様、しかも子ありバツイチな彼女に

ステイサムが惚れるのが全くわからない...。

メグちゃんと闘ったもの同士の絆なのか、それともぶっちゃけ金か？

ステイサム考え直して！ってほんと声出しそうになったわ。

あまりの中国パワーに疲れを感じたラストのエンディングも

クソダサい８０’sっぽいチャイニーズソングで余計に疲労感が増し。

客電がついた途端の第一声が「人民元半端ない...」でしたものw

今回初めて自分の趣味の映画というジャンルへの中華資本の参入を

まじまじと見てしまい、何ともいえない気持ちになってしまいました。

言わずもがな中国のハリウッド進出の勢いはすざましいことは

重々承知しているし、資金のかかる映画制作に中国マネーの必要性もわかる。

映画公開時のプレミアにしても一昔前はアジアなら日本でやるのが

当たり前だったけど、今は北京やら上海でやるのが多くなって来てるし。

それでもいい作品ならば問題ないですが、今回のメグちゃんみたいに

バンバンお国柄出されちゃうとね...やっぱり見るものの気持ちがついて行かず。

B級映画見に行こうぜ！という軽い気持ちが、映画界の中国パワーを

見る結果となるという想定外の感想になってしまいました！