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ロックと映画に人生救われてきた人

Eric Clapton "Life in 12 Bars"

ボビーのライブレポの続きの前に、来週で終了してしまう(日比谷シャンテは)

エリたんの映画の事を先にまとめておきます。ネタバレは極力なしで。

 

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エリックといえば、母親に捨てられ祖父母を両親だと思わされ育ってきた

子供時代に始まり、ヤク中、アル中、女性問題、息子の事故死と

不幸のオンパレードなミュージシャンであることは有名な話。

自身の活動歴の話を中心に、プライベートな問題等々を絡め、

エリたんがどのように生きてきたのかがまとめられた作品です。

 

まず見ながら思ったのが、次から次へと醸し出される重たい話について

その時の状況や気持ちをただただ淡々と説明しているので、

エリたんって感情があるのだろうか?と見ているこちらが不安になるくらい

まるで他人事のように語っているのがとても気になりました。

愛情の重すぎる妄想族ファン(と言う割にはミーハーですけど)は

不幸すぎるそのエリたんの生い立ちの始まりからあえて感情を殺す生き方を

この人は自然と身につけ、傷ついていないふりをしているのではないかと?

もちろん、彼には音楽があったから強く生きていけたのですが、

 

それでも傷ついていないふりをずっとしてきたのかも?と思ったら

本当薬物やアルコールに溺れる姿が映し出されるたびに見ていて辛かったです。

 

結局、パティと結婚することができても、精神的には落ち着かず

アル中真っ盛りでグデグデの結婚生活の最中に

パティとの間ではない娘と息子が生まれるわけで。

そして息子であるコナー君の事故死が起きてしまうという流れに、

愛人との間の子供、結局のところ自分の都合の良い時にしか

パパ業をしていなかった、って知っているけども...泣けてしまったのは

間違いなく編集が上手、

シラフで耐えたエリたんの強さと辛くても息子と自分のために耐えなきゃと

音楽に向き合い、そして癒されていった結果に生まれた

Tears in Heavenの演奏シーンにやられてしまいました。

 

でもね、基本クズですよこの人w

不幸を多めに見てさしい引いたところで、不倫して子供ができて

堂々と可愛いなんて語ってる人クズでしょ?

それでもありとあらゆる場面で手助けをしてくれる人に恵まれてきているのは

有り余る音楽やギターの才能からだけではなく、

彼なりに真摯に音楽と向き合ってきたことと、あとはとにかく人間性なんでしょうね。

ま、人たらしともいうのかなwこれもまた天性の才能なんだなぁと。

 

そんなこんなで00年代に入り再婚し、若鬼嫁と娘たちに囲まれ、

今まで色々ありましたけど、超絶幸せです!という映画の後半。

その立役者って結局鬼嫁なんですよね。これはもう映画の流れに関係なくとも間違いなくそうなんですが。認めるの悔しいけどもw

だからファンとしては鬼嫁には感謝しかありませんわ!Thank You!!

嫁と娘から壮大な無償の愛を受け、幸せエリたんがある。

そのエリたんの姿に、ファンもたくさんの幸せをもらっています。

 

最後、嫁への賛辞で終わりたくないのでw(だって私と年一つしか変わらない、超絶美人でもない←超失礼。でも本当なの!)

エリたんの音楽に出会ったことで、自分の人生どれだけ豊かになったことか。

人との出会いも経験できたことも、すべてエリたんがいてくれたからこそ

なし得たことだと本気で思っています。

いつもミーハーでいろんな爺さんにキャーキャー言ってるけど、

エリたんのことが一番好きだから!!

私の人生を色とりどり豊かにしてくれ楽しませてくれてありがとうございます。

そしてこれからも、ずっとあなたの音楽を大切に聞いていきます。

 

エリたんの音楽キャリアも本気で最終章に入っています。

この時期にこうやってまとめてくれて、それを見ることができて本当によかった!

エリたんの音楽に少しでも興味があるのならば、

色々な姿にショックを受けたりwイケメンっぷりに声出したくなったりww

劇場で見ることをお勧めします!